ケアマネ試験の医療分野は理解して勉強

資格取得

ケアマネ試験に一発合格した「おあしす」です

高齢になると病気になりやすいのでケアマネージャーは医療知識を持っていないといけません

特に、高齢者は1日に何種類もの薬を服用されています。薬の知識がなければケアプランの作成はできません。

ケアマネ試験は保有している国家資格で試験分野に有利不利があります

詳しくはこちらの記事をお読みください

医療分野は、福祉関係の国家資格を保有されている方は勉強する機会がないため不利です

本記事がおすすめな方

  • 医療分野に自信のない方
  • 生理学、解剖学、病理学といった医療の勉強をしたことのない方

本記事を読むメリット

  • 医療分野を理解しやすくなる

医療分野は、どうやって勉強するのか

  1. 医療分野の全体像を理解する
  2. 専門用語は、画像や図解をネット検索などで調べる
  3. 介護現場で出会った症状を思い出す
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医療分野はやみくもに勉強せず

なぜそうなるかを勉強した方が

早道です

医療分野の全体像を理解する

医療分野は高齢者や介護に必要な医療知識がほとんどです。まずは、全体像を理解して何を勉強するのかを理解します。

要介護の状態になる原因

要介護とは介助が必要と言うことです。なぜ、介助が必要なのかを考えます。

要介護の状態になる原因

認知症  脳血管疾患  高齢による衰弱  骨折・転倒  関節疾患  心疾患 呼吸器疾患  がん  糖尿病  パーキンソン病  脊髄損傷  視覚・聴覚障害

認知症は、ADLは正常なことが多いですが誰かが見ていないと日常生活が送れなくなります

脳血管疾患は、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血です。脳血管疾患の発症後は片麻痺や言語障害が発症することがありADL低下で日常生活が送れなくなります。

高齢による衰弱は老化により内臓が弱り自然に亡くなることです

骨折・転倒は、骨折することで長期入院、寝たきり生活になりADL低下が起こり日常生活が送れなくなります。

その他、先天性や後天性で病気になり要介護状態になります

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要介護の状態になる原因はすべて

1人で生活できなくなる疾患を発症

してしまうからです

高齢者がおちいる老年症候群

老化により老年症候群は起きることが多く、原因がはっきりしていません。老年症候群は高齢者の生活機能やQOLを阻害します。

さまざまな老年症候群

意識障害、せん妄  抑うつ  認知機能障害  不眠  低栄養、食欲不振、脱水めまい、ふらつき  聴覚障害  視覚障害  手足のしびれ  フレイル  サルコペニア  廃用症候群  尿失禁  嚥下障害、誤嚥  褥瘡  

特定疾病

がん  関節リウマチ   筋委縮性側索硬化症  後縦靭帯骨化症  骨折を伴う骨粗鬆症  初老期における認知症  進行性核上性、大脳皮質基底核変性症及びパーキンソン病  脊髄小脳性症  脊柱管狭窄症  早老症  多系統萎縮症  糖尿病性神経障害、糖尿病性腎症及び糖尿病性網膜症  脳血管疾患  閉塞性動脈硬化症  慢性閉塞性肺疾患  膝関節の著しい変形を伴う変形性関節症

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老年症候群は「年だから起きる」

特定疾病は難病といわれるもので

発症の原因がはっきりしませんが

治癒が難しくADL低下します

医療機関や医療職との情報交換をして連携する

高齢者や要介護者は、医療サービスや介護サービスを利用します。

医療と介護では提供される場所やサービス内容が違います。医療と介護の専門職が情報交換して利用者へのサービスの質を上げることが重要です。

また、在宅医療の知識は必要です。施設やご自宅で在宅医療管理は行われます。

在宅医療は図や画像で勉強した方が記憶は安定します

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医療介護連携は、介護保険法でも

重要視しています

バイタルサイン

バイタルサインは、利用者の状態を知るうえで分かりやすい指標です

顔色や呼吸で状態を判断すると判断に個人差がでます。バイタルサインで状態を確認すると誰でも同じ判断ができます。

介護現場でも「食欲がない」「呼吸が苦しそう」「顔色が悪い」「気分が悪いと訴えられる」「熱がある」など言われた際はまずバイタルサインをチェックすると思います。

主治医に連絡した際もバイタルを聞かれると思います

「この方は血圧が高い、既往歴はなんだろう」と思いながらバイタルチェックをするとバイタルサインが覚えやすいです。

また、血液検査の結果は読めるようにしておきましょう

「肝臓の数値が悪いな、貧血だな」「どんな薬をのまれていただろうか」と考えることで記憶の取っ掛かりが増えます。

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経験と知識を合わせると

簡単に忘れません

高齢者の老化経過

高齢者になると老化により体の機能低下していろいろな病気に罹患していきます

また、高齢者の生活環境によって老化が進行していきます。高齢者の生活環境とは、退職で体を動かさなくなったり外出が少なくなることです

老化していくとADLから内臓機能までいろいろな機能低下が起きます

筋の老化

体を動かす筋が老化や運動不足により筋量減少が起きます

フレイル サルコペニア 

運動不足だと血液循環が停滞して筋や内臓機能低下を起こします

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運動をする意味は、体中に血液を

届けることです

内臓の老化

内臓とは、心臓、肺、肝臓、胃、小腸、大腸、脾臓、膵臓、腎臓などです

内臓は細胞の塊で、細胞に栄養を届けるのは血液です

運動不足で血液循環が停滞すると内臓に栄養が届かないことになります。血液循環が悪いと血管も老化していきます。

心臓の機能低下で心不全

肺の機能低下で肺気腫

肝臓の機能低下で肝硬変

胃の機能低下で胃潰瘍

脾臓や大腸、小腸の機能低下で免疫低下が起きます

免疫低下が起きると白癬尿路感染症などの感染症になりやすくなります

膵臓の機能低下で糖尿病になります

腎臓の低下で腎不全になります

高齢者が病気になりやすいのは身体機能が低下しているからです

細胞には寿命があります

年齢が上がれば心臓の機能は

必ずと言っていいほど低下し

ています。

脳の老化

脳は、エネルギーを大量に消費するので血液循環が少ないと機能低下を起こします

脳の機能低下で代表的なのが認知症です

認知症の原因はアミロイドβの沈着などいろいろな理由がありますが、脳の神経細胞の減少という意味では同じです。

よく、認知症予防にウォーキングが必要と言われます。ウオーキングは血行促進や運動神経の活発化に効果的ですので脳にいい効果があります

また、脳の機能がエラーを起こすとパーキンソン病が起こります

高齢者の臓器は長年使用しているので機能低下が起きます

機能低下によっていろいろな疾患に罹患していきます

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脳の機能低下で

認知症、パーキンソン病、水頭症

いろいろな病気が発症します

高齢者は、老化の過程で疾患が起きる

筋・内臓・脳の老化によって疾患にかかりやすくなります。健康寿命を延ばすために運動、栄養に気をつけることが大事になります。

高齢者だから老化は止められないわけではなく運動や栄養によって老化を緩やかにすることができます

ケアマネ試験の医療分野は、高齢者に起きやすい疾患の治療法や予後を問われます

まずは、なぜ高齢者は疾患にかかりやすいかを理解しましょう

専門用語は、画像や図解をネット検索などで調べる

医療器具    何に使用するのか?どういう形で、実際にどうやって使用するのか?

医療用語    意味を知る

疾患    どうして発症するのか?症状?治療方法?予後?

意味の分からないものは暗記してもすぐに忘れます

介護現場で実際に使用している医療器具は忘れません

今は、ネット検索すればたいがい医療器具や医療用語、疾患について詳しく分かると思います。意味を理解しながら勉強を進めましょう。

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医療器具は実際に見ていると

忘れにくいです

介護現場で出会った症状を思い出す

私は、医療分野を勉強していた時に介護現場で出会った症状を思い出しました

例えば、

  • 起立性低血圧時は臥床してもらい下肢を上げる
  • 心不全時の呼吸困難時は、仰臥位ではなくて起座位にする
  • 尿路感染症で発熱する
  • 大腿骨頚部骨折の手術で人工骨頭になる
  • 心不全時の呼吸困難は起座位で対処する

過去問にも出ている重要な論点です

積極的に職場で急変に立ち会って看護師さんの対応を見ていると勉強になります

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利用者の急変があった時に

どうしたらいいか考えることで

経験が増えていきます

まとめ

  • 医療分野の全体像を理解する
  • 専門用語は、画像や図解をネット検索などで調べる
  • 介護現場で出会った症状を思い出す

医療分野は全体像を理解しないと論点を点で覚えることになり問題を解く時に忘れてしまいます。

点を線にすることで論点を忘れにくくなります

また、医療分野は専門用語が多いです。意味の分からないテキストを読んでも理解することはできないです。専門用語の意味は理解しておきましょう。

今の介護施設や在宅の利用者は介護度が重い方がいらっしゃいます

そういう方が急変した時に、どういう対応をしたか

または、利用者の病歴で勉強してるものがあったら薬や治療法を調べてみて医療を身近に感じることで医療分野を理解して勉強することができます。

利用者との関わりは仕事なので仕事時間の中でケアマネの勉強ができます。時間のない子育て世代が最速で合格するには仕事の中で勉強することが必要だと思います。

oasis
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医療分野といえどもケアマネ試験に

出題されるものです

現場でよく出会う症例が多いです

自分のケアの質を上げるつもりで

勉強すると苦にならないと思います

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