現役ケアマネージャーの「おあしす」です。
病気になって治療し退院しても体力が回復せず、以前と体の動きが違うことがあります。
また、高齢で体力低下した体で以前の生活をすることが困難になります。
- 歩行が困難でトイレに一人で行きにくい
- 入浴ができない
- 料理ができない
- 買い物ができない
- 掃除ができない
- 外出ができない
生活困難になると介護施設入所を考えなくてはいけません。
できるだけ、自分の力で生活するには体力を回復していくことが大事です。
体力を回復する又は、体力を維持し自宅生活を続ける方法を解説します。
デイケアや機能訓練特化型デイサービスを利用する
まずは、介護サービスを利用して体力の回復を図ります。体力が回復維持できれば自宅での生活は可能です。
デイケアとデイサービスの違い
デイケアは、病院が運営している通いのサービスです。デイサービスと違うのは、医師が指示しリハビリテーションを実施します。リハビリテーション以外のサービスとして食事、入浴、レクレーションがあります。デイケアやデイサービスは、昼間に集団で過ごす役割があります。
通いのサービスを利用することで一人で生活する不安や同居している家族の介護負担を軽減することができます。
リハビリテーションの重要性
歩行をしやすくする、体の動きを良くすることは生活することで重要です。また、体が動きやすいと腰や膝の負担が減り体の痛みが軽減されます。
運動をすることで全身の血流が良くなり脳も活性化され認知症予防になります。
デイケアや機能訓練特化型デイサービスですること
デイケアや機能訓練型特化型デイサービスの流れは事業所ごとに違います。
- お迎え事業所が自宅までお迎えに来ます
参加する準備をして自宅で待機します。
- 到着健康状態をチェックする
体温、血圧等をチェックする。
- 集団体操体操をして体をほぐす
ラジオ体操等をして準備体操をします。
- 筋力アップマシンを使用して筋力トレーニング
筋力強化をします。
- 歩行訓練リハビリテーションの専門職が歩行訓練を実施
歩行に不安がある方が実施します。
- マッサージリハビリテーションの専門職が体の問題点を解決します
関節可動域訓練やストレッチをして体の問題点を解決します。
- 食事お昼の時間が来たら食事の提供がある
時間が6時間を超える通いのサービスでは食事の提供があります。
- 入浴自宅で入浴できない方は入浴をすることがあります
デイケアでは入浴をすることが多く、機能訓練特化型に入浴があることは少ないです。
- お茶の時間トレーニングの合間に休憩時間
お茶等の飲み物が提供されます。
- レクレーションレクレーションで脳トレ
レクレーションとは色塗り、クイズ、パズル、計算問題等のドリル、合唱をすることがあります。
- 送りスケジュールが終わると自宅まで送ります
自宅へ送られます
デイケアと機能訓練特化型デイサービスの利用時間と費用
デイケアは6時間の利用が多く、食事や入浴があることが多いです。一方、機能訓練特化型デイサービスの多くは3時間程度で午前と午後で利用時間が分かれていることが多いです。
デイケアとデイサービスは、介護保険のサービスです。自己負担割合によって料金は変わります。
サービスの利用量によって料金は変わりますし、介護度によってサービスの利用量上限も変わってきます。
要介護1で週3回の利用でも、負担割合が1割だと10000円未満です。機能訓練特化型デイサービスだと利用量が少ないので負担割合が1割なら5000円未満だと思います。
詳しくは、事業所や地域包括支援センターにお問い合わせください。
病院受診を続ける
病気が治り、調子がいいと病院に行かなくなります。しかし、高血圧や血糖値が高い、肝機能低下があるなど生活習慣病の兆候がある方は、通院が必要と医師が認めた場合は通院を継続してください。
高齢者は、心臓などの内臓疾患のリスクが高いです。自覚症状がないまま病気が進行していることがあります。
定期的な健康診断はしたほうがいいです。
散歩や運動を心がける
高齢者や病気をした後は、激しい運動をする必要はありません。散歩や軽い運動をすることが重要です。
軽い運動でも血流が改善され体の状態は向上します。高齢者は、心臓の機能低下が進みます。また、血流が減少すると体が重くなり、また脳の血流が減少し認知症が進行します。
加齢に備えて、ジムで筋力増強することで「貯筋」をすることができます。50代で筋力トレーニングをすることは有効だと思います。
治療院に通い体のケアを続ける
体は、仕事や家事で疲れています。病院は、病気になってから治療しますが、治療院は病気や体の調子を予防することができます。
気になる方は、腕のいい治療院を探して気になる部分を施術してもらうと体の機能低下を予防することができます。
まとめ
- 自宅で生活するには、トイレに行ける、入浴できる、掃除、洗濯、調理、買い物、外出ができないとできません
- 自宅で生活できなくなる要因は、体力の低下や認知症です
- 介護サービスの利用や民間のサービスを使用することで体力を回復し自宅で生活できる期間を増やすことができます
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