ケアマネを始めて分かったケアマネの仕事内容や困ったこと

介護支援専門員

ケアマネ試験に一発合格した「おあしす」です。

11月より本格的に、施設ケアマネとして働くことになりました。受験対策の記事執筆が忙しかったり、職場のタイミングで試験から約1年たちケアマネとして働くことになりました。

ケアマネを始めて分かったことは、テキスト通りには載っていない面談技術やアセスメントの仕方、介護支援経過の書き方、面談、ケアプランの書き方、担当者会議、入居の手順があることでした。

ケアマネの仕事は側で見ていたので自分もできるだろうと思いましたが、やってみると分からない点が多いと感じました。

そこで、ケアマネを始めて分かったケアマネの仕事内容や困ったことを記事で書いていこうと思います。

本記事をおすすめする方

  • ケアマネを目指している方
  • ケアマネに合格してケアマネを始めようとされている方

本記事を読むメリット

  • ケアマネを始める前に準備ができます
  • ケアマネに転職しようとしている方の準備に役立ちます

ケアマネの仕事

  • 受付
  • インテーク
  • アセスメント
  • ケアプラン原案の作成
  • サービス担当者会議・計画の作成
  • モニタリング
  • ケアプランや介護保険の更新・終結

ケアマネを始めて困ったことを解決

ケアマネは、テキストに載っていないことにも対応します。そうなると先輩ケアマネに聞かなければ分からないことがたくさんあります。


初回訪問をするための面会設定が難しい

本人は病院や施設に入所され、家族は仕事などで忙しいので家族同伴の面会が難しい。

解決策:​​家族との連絡は電話を活用する。


家族の個性が様々で対応が難しい

ご本人や家族には個性があります、それぞれの個性に合わせていかないとトラブルになってしまいます。

解決策:傾聴し自分が分からないことは次回お会いする時までに確認しますと答えておく。


認知能力の低下で会話ができない

認知症の進行で理解力が低下しており質問をしても明確な答えが返ってこない。

解決策:周りの方から情報収集し昔の生活歴をお聞きしてニーズを想像する。


施設ケアマネは、施設のシステムやサービスを説明しなければならない

介護保険施設は多種多様です。本人や家族が思っているシステムやサービスと違いがあればトラブルになります。しっかりとした施設のシステムやサービスの説明をしなければいけません。

解決策:家族は、限りある資産で施設費などの費用を工面しなくてはいけません。施設の規定をしっかり確認してから答えるようにする。


薬の効能や副作用が分からない

下剤や血圧低下の薬はなんとなく聞いたことはありますが、その他のお薬はあまり分かりません。お薬も副作用がつきもので、医師に相談しながら薬の取り扱いをしなければいけません。

解決策:薬の効能や副作用はネット検索をすれば簡単に手に入ります。薬を丁寧に調べて対処する必要があります。


本人の行動が読めない

ケアプラン作成時に行動が読めないとケアプラン作成時に考え込んでしまいます。認知症の方や全く生活を知らない方の生活習慣を知ることは大事ですが、インテークの時間は限られています。利用者様の全部を知ることは難しいと思います。

解決策:本人の行動はインテークや情報提供で予想しないといけません。施設であれば夜間帯はどうしているのか、在宅であればどのような生活をしているのかを予想しないといけません。


手続きの仕方が分からない

利用者様の認定情報を取得する手順、生活保護の対応などはテキストに出てこない部分です。

解決策:テキストに出てこない部分は、先輩ケアマネに聞くしかありません。先輩に相談することで問題の答えをもらえます。


医師との連携をどうするか

実際に主治医に会いに行くにもアポイントメントが必要で、医師のスケジュールに合わせて出向かないといけない。また、持病が多岐に渡っていて循環器、整形外科、眼科、内科と専門分野が別れていると手続きが煩雑になってきます。

解決策:医師は忙しいので、病院受診の際に問題点を聞いておくことが大事だと思います。また、主治医連絡票で連絡を取ることでお互いに時間を奪わなくて済みます。


短期目標や長期目標の設定方法が分からない

短期目標はできそうなことを設定し、重要なポイントを短期目標とする。しかし、色々な面で短期目標が出てきますので短期目標を絞ること自体が難しいです。長期目標は、できたらいいなというぐらいの目標になり、目標を達成するためのケアプランを立てないといけません。

解決策:利用者さんのニーズは多岐に渡ります。問題が無い方は少ないと思います。それでも、施設なら安全をどうやって確保するか、在宅なら安全や生活をどうやって確保するかを考えないといけないと思います。特に、在宅は生活ができるかどうかが問題です。施設と在宅で共通するのは健康面の目標だと思います。利用者さんが健康で自立した尊厳のある生活を送るにはどうしたらいいかを考えないといけません。

ケアマネになって最初に気をつけること

知っていれば、ケアマネとしてのスタートダッシュを決めることができます。


ケアマネの仕事の流れを把握する

仕事の流れが分からないと仕事の効率が悪くなります。市役所に行くにしても用事を2つ以上持って行った方が効率は良くなります。


先輩ケアマネに報告・連絡・相談を欠かさない

新米ケアマネは思ってもいない失敗があります。失敗を防ぐためにも先輩ケアマネに相談をします。


時間を意識して業務をする

ケアマネは時間がありません。書類は待ってはくれないので残業をしないように時間を意識しなければなりません。


メモはとった方がいい、情報がごっちゃになる

複数の利用者様のことを扱うので情報がごっちゃになります。後で支援経過を記録したり、処理をするためにメモを取ることが重要です。


支援経過記録を意識する

支援経過は細かく記録していきます。支援経過を溜め込むと記憶が遠いので作業効率が悪くなります。何かあれば支援経過にどのように記録するかを考えておくと作業効率が良くなると思います。

まとめ

ケアマネの仕事の流れを身につける

ケアマネは考えることが多いです。ケアマネの仕事の流れを考えなくても言えて動けるように繰り返しシュミレーションした方が業務の効率が良くなります。


分からないことは聞く

最初は分からないことだらけです。自分で調べて分からないことは先輩ケアマネに聞くことが大事だと思います。また、あやふやなことも先輩ケアマネに相談した方がいいと思います。利用者様やその家族にとってはベテランと新米は関係ないので失敗は許されません。家族思いの家族ほど真剣なので指摘されることが多くなります。


どうしたら業務効率を上げられるか考える

ケアマネ業務はやることが多いです。監査で自分の仕事を調べられます。きちんとしようとすると大変な時間がかかります。しかし、定時で帰れるようにしなければ自分が疲れてしまいます。業務効率を上げて定時で帰れるようにすることがケアマネを続けるには必要です。


ヘルパーや介護職等の兼務があるケアマネは仕事の効率を考える

兼務は手伝い程度かと思ったら施設では介護職と同じ仕事をすることがあり、居宅勤務のはずがヘルパーに登録されていることもあり専業でケアマネをすることができないことがあります。ケアマネの仕事をどれくらいするかを取り決めをしないと自分が疲れてしまいます。


最初は、勉強を続ける

自分が受け持つ利用者さんの病気、身体状況は知っておかなければいけません。分からない病気は調べて理解しておかなければいけません。また、利用者さんに有益な制度も知っておかなければいけません。最初は、勉強を続けていかなければいけません。

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