ケアマネ試験に子育てしながらケアマネ試験に一発合格した「おあしす」です。
最初は、ケアマネ試験ってすごい難しい!
子育てしながらだと無理だと思いました。
しかし、ケアマネ試験を調べていくうちにケアマネ試験の正体が分かってきました。
ケアマネ試験は難しいですが合格率20%程度の難易度ではないと分かりました。
ケアマネ試験の難易度を解説します。
本記事がおすすな方
- ケアマネ試験を受けたいが難易度が知りたい方
- ケアマネになりたいが難しいと思って諦めている方
本記事を読むメリット
- 実際の難易度が分かります
- どうすれば合格できるか分かります
- きちんと対策をすれば合格できる試験
- 受験者の上位20%の正解率があれば合格できる
- 受験者の中にはとりあえず試験を受ける方がいるので競争率は意外と低い
- 実際の難易度は、他の資格からすると低い
- 試験範囲は、広く浅い
- 過去問と法改正部分を完璧にすれば合格できる
過去の合格基準
第23回介護支援専門員実務研修受講試験の実施状況について(過去の合格率等)
第24回介護支援専門員実務研修受講試験・受験者数
受験者数 | 合格者数 | 合格率 | |
第19回 | 124,585 人 | 16,281 人 | 13.1 % |
第20回 | 131,560 人 | 28,233 人 | 21.5 % |
第21回 | 49,332人 | 4,990人 | 10.1 % |
第22回 | 41,049人 | 8,018人 | 19.5% |
第23回 | 46,415人 | 8,200人 | 17.7% |
最近のケアマネ試験の合格率は20%程度というのが分かると思います。
合格率が20%程度なので2年は勉強するんだろうなと覚悟していました
合格率が20%程度の理由
ここからは、合格率やニュースを見た私の考察がもりだくさんです!
厚生労働省が合格者をコントロールしている
合格基準点は厚生労働省が決めます。
それによって合格率も決まる!
合格率が低いのは厚生労働省の政策です。
第22回、第23回の合格者数がほぼ同じというのはなにかの意図を感じます。
実は、医師の国家試験合格者は90%ぐらいと決まっているそうです
あとの10%は落とすために問題も難しく作成してるみたいです
ケアマネは多くなり過ぎた
ケアマネ試験の第1回~22回の合格者合計は716,225 人です。
認定を持っている要介護・要支援者は、全国で6,559,823人です。
数字上は、ケアマネ一人当たり約9人をみています。
居宅介護支援事業所のケアマネ一人の受け持ちは30人程度と考えるとケアマネが多すぎます。
実際は、ケアマネ資格を持っていても実務につかない方もいらっしゃいますので、近年の現場感覚では、ケアマネは足りていない印象です。
だからなのか第24回のケアマネ試験の合格者数は、1万人程度で合格者が増加しました。
ケアマネ不足は、産休や夜勤がなくて給料が下がり現場に戻った人など
有資格者がケアマネをしないことも原因だと思います
高齢者の減少予測でケアマネが余る
高齢者は2040年以降は減少する!
高齢者が少なくなればケアマネも必要数が減ります。
ケアマネを増やし続けることは得策ではないと思ってもおかしくありません。
AIを活用したケアプラン作成でケアマネ減少
日常的な、介護現場の人手不足を解消するためにAIを活用してケアプラン作成の労力を減らそうとしています。
ケアプランや介護保険の請求に要する書類作成の手間は多いです。
IT技術を駆使することで労力を削減しようとしています。
労力が少なくなればケアマネの数は少なくて済みます。
相手が人だけにAIだけでは満足したケアプランを作成することはできないと思います
ケアマネ試験の実際の難易度
合格率が20%程度
数字だけみると難しい試験です。
受験者の中にはとりあえず受けた人が含まれる
ケアマネ試験の競争は激しくない
受験会場では、仲間同士で話している人が多くみられます。
試験のできを話されている人もいました。
試験の自信がない話をされている人も多くいました。
過去のケアマネ試験は、合格率40%以上でした。
テキストを読むだけで合格できたらしいです。
しかし、今のケアマネ試験は対策をしないと余裕で合格することはできません。
何回も受験すれば勉強量も多いのですが、落とす試験なのでギリギリで落ちることもあります。
私は、1点差で笑いました。
あと1点足りなかったら不合格でした。
試験の難易度で合格基準点が変わる
- 基本は、各分野を70%正解する
- 合格基準点は、毎年変化する
- 合格基準点は問題がやさしいと上がり、問題がむずかしいと下がる
介護支援分野 | 医療福祉分野 | 合計 | |
第19回 | 15点(60%) | 23点(65%) | 38点(63%) |
第20回 | 13点(52%) | 22点(62%) | 35点(58%) |
第21回 | 15点(60%) | 24点(68%) | 39点(65%) |
第22回再試験 | 16点(64%) | 25点(71%) | 41点(68%) |
第23回 | 13点(52%) | 22点(62%) | 35点(58%) |
試験主催者に申請すると自分の点数と基準点が分かるようです。
介護支援分野 25点の70% = 18点以上
医療福祉分野 35点の70% = 25点以上
近年は、70%以下の基準点で合格できていますが合格率は20%以下です。
ケアマネ試験の問題は難しくなっているのがわかります。
正解率が70%以上は難しいです
感覚的に間違えられる問題は5問ぐらいだと思います
合格するのは受験者の上位20%以内
正解率が70%を切っても受験者の20%以内なら合格する確率は高い
逆に、70%の正解率でも受験者の20%以内でなければ不合格の場合がある
確実に合格するなら正解率が75%以上が必要です
試験範囲は広く浅く、とにかく範囲が広い
幅広い勉強をこなすスケジュールは、こちらの記事をお読みください
とにかく、試験範囲をどれだけ繰り返せるかが重要です
勉強が間に合わなかった試験範囲は間違う可能性が高いです
基本テキストとは何なのか
「介護支援専門員実務研修受講試験」出題範囲の項目に完全準拠した唯一のテキストです。
上下巻があり合計約1200ページあります
基本テキストを完璧にすれば合格は間違いなしです。
しかし、残念ながら子育てしながら約1200ページを暗記するには時間がありません。
だから、過去問題で出題ポイントを押さえます。
基本テキストの購入は必須ではありません。
参考書テキストの方が理解しやすいと思います。
余力のある方は基本テキストを見るのはいいと思います。
介護支援分野の内容とは
- 介護保険法
- ケアマネジメント
- 介護サービス
- 介護保険法中心の内容です
介護保険法や介護保険行政の仕組みがほとんどです
ケアマネジメントは基本的なことばかりです
介護支援分野の勉強方法は、こちらの記事をお読みください
基本テキスト上巻の目次
第1編 介護保険制度
第1章 高齢化の進展と高齢者を取り巻く状況
第2章 介護保険制度導入の背景等
第3章 介護保険制度のしくみ
第2編 ケアマネジメント
第1章 介護保険制度におけるケアマネジメント
第2章 ケアマネジメントの基本的理念、意義等
第3章 介護支援専門員の基本姿勢
第4章 介護支援専門員の役割・機能
第5章 ケアマネジメントの記録
第6章 居宅介護支援
第7章 介護予防支援
第8章 施設における介護支援
第3編 介護保険サービス
第1章 居宅サービス
第2章 介護予防サービス
第3章 地域密着型サービス
第4章 地域密着型介護予防サービス
第5章 介護保険施設サービス
医療福祉分野の内容とは
- 医療の基礎知識
- 福祉の基礎知識
医療の基礎知識は医療従事者からしたら「基礎の基礎」です
しかし、福祉の基礎知識は知らないことばかりで苦戦しました
医療分野の勉強方法は、こちらの記事をお読みください
基本テキスト下巻の目次
第4編 高齢者保健医療の基礎知識
第1章 高齢者の心身機能の特徴
第2章 医学的診断・予後予測・医療との連携
第3章 バイタルサインと検査
第4章 高齢者に多い疾病
第5章 急変時の対応と感染症予防
第6章 認知症高齢者の介護
第7章 精神に障害のある場合の介護
第8章 ケアにおけるリハビリテーション
第9章 ターミナルケア
第10章 薬の知識
第11章 栄養・食生活からの支援と介護
第12章 介護技術の展開
第5編 高齢者福祉の基礎知識
第1章 ソーシャルワーカーとケアマネジメント
第2章 社会資源の活用および関連諸制度
ケアマネ試験の範囲は広く試験難易度を上げている理由になっています。
まとめ
- ケアマネ試験は昔より合格率が低下している
- ケアマネの数は将来的には減っていきます
- ライバルの中には、記念受験の人も含まれている
- 受験者の20%以内なら合格する確率は高い
- ケアマネ試験の公式テキストは介護支援専門員基本テキストです
- 基本テキストは試験に出る可能性が低い内容を含めると約1200ページある
- ケアマネの試験範囲は広く浅くで、勉強時間が必要になってくる
- ケアマネ試験は対策をすれば難しい試験ではない
合格率が低い試験ですが、受からない試験ではないです
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