現役ケアマネの「おあしす」です。
「デイサービスの仕事、なかなか覚えられない…」と悩んでいませんか?新しい仕事は覚えることがたくさんあり、特に介護の現場は人命に関わるため、不安も大きいですよね。
デイサービスの仕事は、多岐に渡っていますのであれもこれもとやることがいっぱいで優先順位の付け方も難しいです。
デイサービスの流れや動きを理解しないと雑多なことに惑わされて本来の仕事が進まなくなります。
- 全体の流れを覚えてから細かいことを覚える
- 仕事が覚えられないのは、業務が多岐に渡っているから
- 仕事を覚えるには、自己学習と研修が必要です
- デイサービスは、時間が限られているので必ずしないといけないことを優先する
- 先輩職員は、多くの仕事を抱えているので忙しい
- できる仕事を確実にする
- 指導職員やマニュアルがある事業所は、初心者でも安心
デイサービスの仕事は、全体の流れを覚えてから細かいことを覚える
利用者様に本来の業務以外のことで呼び止められると仕事が止まってしまいます。しかし、デイサービスは、送迎の時間や入浴、食事、リハビリの時間が決められています。
利用者様との雑談や用事に多く時間を取ってしまうとデイサービスの運営に支障をきたします。
まずは、全体の流れを覚えてから細かいことを覚えていきます。
1日や1単位の流れを覚える
デイサービスは1日型や半日型があります。まずは、送迎して何をしてどう1日を終わるかを把握します。お茶の時間なのにお茶が準備されていなければ仕事ができていないことになります。
また、入浴の時間や順番で利用者様を浴室に誘導できていないといけません。
レクレーションは、何時までに終わるなど流れが分かっていないと動けません。
細かいことは、お茶の出し方、トイレ誘導の時間、見守り方、レクの仕方です
- お茶は、コップが決まっていたり熱いのがダメだったり糖尿病が進行しているので甘いものを控えてもらう
- 尿意がない方は、時間でトイレに誘導します
- 見守りは、大事なことで歩行が不安定な方が動き出したら目で追って危ない時は側に行きいつでも支えられるようにします
- レクレーションの進行や種類を覚えます
- 車椅子への移乗や立位の補助介助、手添え介助などの身体介助
色々な介護スキルや利用者様の状態を知って対応しなければいけません。
細かいことも覚えていきますが、まずはデイの全体の流れを把握しないと効果的に動くことはできません。細かい対応は、先輩職員に任した方がいいです。
デイサービスの仕事が覚えられないのは、業務が多岐に渡っているから
デイサービスの仕事は、同時に色々な業務をしないといけません。
しかし、タイミングを間違えるとデイの全体の流れを止めてしまいます。
例えば、
入浴の時間なのに次に入る人が準備していなかったり
食事の時間なのに席に利用者様がおらずお茶も配られていないなどがあると
入浴時間が伸びたり食事の時間が遅れてしまいデイの終了時間が伸びてしまったり、レクレーションを短縮しないといけないなどの不都合が出てしまいます。
デイサービスの仕事を覚えるには、自己学習と研修が必要です
仕事を覚えるには、インプットとアウトプットが必要です。
デイサービスの仕事のインプット方法
インプットは、研修・勉強会の参加、職場で学習したことをメモる、介護に関する書籍やウェブサイトで学習することがあります。
デイサービスの仕事のアウトプット方法
アウトプットは、実際に仕事をする中で先輩職員のやり方を教えてもらい、実際にやりその日のうちに振り返りをして次の日はこんなことを覚えると目標設定をして管理をします。
また、先輩職員に質問したり質問しやすい環境を作り、介護記録や申し送りで最新の情報や注意点を確認することで仕事がしやすくなります。
デイサービス介護で大事なのは、優先順位です
働き始めは、何もできない状態ですが既存の職員からしたら確実に仕事をしてもらいたいので配茶を確実にできるとか、食事の準備ができるなど既存の職員がしていたことをしてもらいたいです。
まずは、できることを確実にできるようになることが大事です。
デイサービスは、比較的介護度が低い方が利用される介護サービスです。
利用者様から職員に話しかけられることがあります。話を途中で切って仕事に戻ることは難しいのでデイサービスの進行に影響しない時間帯に利用者様とのコミュニケーションを取ることが大事です。
ただ、見守り中に危険な状態にいる方がいる時は、最優先で対処します。
認知症が進行していると歩行できないのに、歩行しようとされる方がいます。そういう時は、最優先で側に行き転倒を予防します。
デイサービスの仕事は、先輩職員に教えてもらう
介護技術やレクレーション、トラブル対応などは、経験がないと身につかないスキルです。
先輩社員は、色々なシュチュエーションを経験しているのでトラブルにも慌てずに対応できます。
先輩社員に仕事を教えてもらう時には、先輩の仕事をまず手伝います
先輩職員は、仕事を分かっているのでどんどん仕事をしているので忙しいです。
忙しいので仕事を手伝うことで時間を作ることができます。
時間を作ってくれたら先輩職員は快く仕事を初心者に教えてくれます。
教えてもらいたい時は、自分から話しかけましょう
先輩職員は、忙しいので初心者がどこを疑問に思っているかなんて分かりませんし考える余裕もありません。
デイサービスの全体の流れを知った上で疑問に思ったことを教えてもらうと仕事が覚えやすいです。
介護にトラブルはつきものです
認知症の方は、急に立ちトイレに行こうとされたり自宅に帰りたいと言って出口を探すために施設内を徘徊したりします。また、利用者様が突然、起こり出したりした時にどう収めるかも重要になります。
また、急に利用者様が気絶したりうつむいて気分不良になった時にどう対処するかが重要になります。
救急搬送するのか、家族に連絡して病院受診なのか、看護師と相談しながら対応を決めていかないといけません。
初めての方が仕事をするには、学びやすい環境が必要です
デイサービスの仕事は、全体の流れを覚えてから細かいことを覚えることが重要です。
そのためには、全体の流れをマニュアル化したり業務をシンプルにしている必要があります。
難しい内容だと覚えにくくなります。
また、指導する職員がいたり研修内容が充実しているとデイサービスが初めてでもすぐに仕事ができます。
まとめ
- デイサービスは、まず全体の流れを把握する
- 身体介助などの介護スキルは、徐々に覚えていく
- デイサービスの仕事は多岐に渡っているので覚えにくい
- デイサービスの進行を止めないように優先順位を決めて仕事をする
- インプットは、研修・勉強会の参加、職場で学習したことをメモる、介護に関する書籍やウェブサイトで学習する
- アウトプットは、実際に仕事をする中で先輩職員のやり方を教えてもらい、実際にやりその日のうちに振り返りをして次の日はこんなことを覚えると目標設定をして管理する
- 先輩職員に、仕事を教えてもらう時は先輩の時間を作れるように先輩の仕事を手伝う
- 教えてもらいたいことは、自分で整理しておく
- 仕事を教えてくれる指導職員がいると仕事を覚えやすい
- 小さな仕事をコツコツと確実にやり、早く戦力になりましょう
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